2025/11/18

🏆 当院外科・谷本芽弘理医師が「令和7年度 槙殿賞」を受賞しました

この度、当院の外科医師、谷本芽弘理(たにもと めぐり)先生らが執筆し、広島医学会雑誌に投稿した論文が「令和7年度 槙殿賞」を受賞いたしました。当院での診療経験が医学の発展につながるものとして評価されたことを、病院スタッフ一同、大変喜ばしく思っております。

(写真:広島医学会会頭の松村誠先生(左)と、谷本芽弘理医師(右))

受賞内容について

今回受賞対象となったのは、以下の論文です。

  • 論文タイトル: 「待機的虫垂切除術後に診断された低異型度虫垂粘液性腫瘍の1例」
  • 論文の概要: 当院で腹腔鏡下虫垂切除術を受けられた高齢の患者様が、切除した虫垂の病理検査の結果、稀な疾患である「低異型度虫垂粘液性腫瘍」と診断されたことを報告し高齢であっても手術や経過観察を行なう意義を考察したものです。
  • 受賞理由: この論文が「待機的な虫垂切除術の意義と腫瘍診断の重要性を示した有意義な論文である」と高く評価され、槙殿賞に選ばれました。

受賞した谷本芽弘理医師より

この度は、名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。当院の外科の先生方と協力し手術を行った症例の報告が、医学の発展につながると評価していただけたことを大変うれしく思います。

高齢化の進む地域にある病院だからこそ発信できる医学的知見もあります。全国で高齢化がますます進むことが懸念されていますが、私たちの日々の診療が目の前の患者様を救うだけではなく、医学の進歩にも役立つ可能性があることを改めて実感し、今後も日々の診療に真摯に向き合っていこうと思いました。」


当院はこれからも、日々の診療から得られる知見を大切にし、目の前の患者様お一人おひとりに最善の医療を提供するとともに、医学の進歩と地域医療の発展に貢献してまいります。

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